劇団有馬九丁目

ar9stageとは

「ゆたかな演劇を展開する」

 ar9stageは演劇制作ユニットです。

 関西を中心に、公演の運営や制作面のサポート、ノウハウ共有などの活動を多岐にわたって実行する組織です。
 ハードウェアの進化、通信インフラの整備や、TwitterやFacebookといったSNSの普及など近年の情報ツールの発展は、ラジオやテレビといった一方的に情報を受け取るだけの時代から、相互に情報を発信しあう時代への変化を促しました。
 その一方で記号化された情報のやりとりが中心となると、文字上では記すことが出来ない、取りこぼしてしまうものが幾らか存在します。また自身が情報を記号化して発信するからこそ、今まで知覚できなかった何かがあることに気付かされます。
 そこで我々は、ツールを扱う生身の身体に意識を向ける必要があると考えました。

 演劇は総合芸術と呼ばれますが、ar9stageは演劇を、暮らしのなかの取り組みに対して様々な意識を増やし、「生身の自己を養う」ことができる活動だと捉えます。コミュニケーションスキルの発展、健康な身体づくり、集団活動による協調性、自己表現の場。演劇に真摯に取り組めば、ゆたかな生活のヒントが得られるのではないかと考えています。
 しかし、ただ単に台本を用意し、役者とスタッフを集めれば演劇作品を上演できるかといえば、決してそうとは言い切れません。劇場とのやりとり、稽古運営、演技指導、宣伝、当日運営など、さまざまな問題が立ちふさがります。またその問題解決には様々な方法があり、劇団によってそれぞれ有効な手段があります。
 難しいことも多いし、なにが正解かも決まっていない世の中ですが。我々には劇団の主宰者さまと共に悩み、解決するための用意と意思があります。

 一人でも多く、一つでも多く。
 ゆたかに暮らすための演劇活動を、世界に広げていく為に。
 ar9stageは活動します。